(※写真はイメージです/PIXTA)

中古アパート経営において成功のカギを握る「物件選び」。物件を選ぶ際、どのようなところに着目すれば、「良い物件」「悪い物件」を見極められるのでしょうか? 今回は、現役不動産投資家である不動産鑑定士兼税理士の沖田豊明氏が自身の経験から、不動産投資を成功に導くポイントについて解説します。

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長い不動産投資の経験から、「木造の中古アパート」を選ぶ理由

これまで中古、新築、アパート、マンション……さまざまな賃貸物件に投資をしてきました。それぞれにメリット・デメリットの両方があります。

 

まず、新築であれば、貸し出すときの家賃を中古よりも高く設定できます。しかしながら、新築はいつまでも新築というわけではないので、当然、時が経過すると家賃が下落します。そうしたときに、「修繕・リノベーション」によるキャッシュフローの改善を考えなければなりません。

 

中古の場合は、そもそも修繕を前提として賃貸経営のキャッシュフローを考える必要があります。本来の賃貸収入重視でランニングコストを考えるのであれば、木造アパートがお勧めです。 投資効率も非常にいいです。

 

特に「お買い得」な物件

特に築15年~20年ほどの木造アパートは、ちょうど耐用年数が下がってくるタイミング。利回りも高く、土地と建物が同じくらいの価格になるものもあります。しかし、木造アパートはきちんと管理さえ行えば、50年~60年であっても住むことができるため、まだまだ建物として十分使えるのです。

 

しかし木造アパートは、財務省令で定められている法定耐用年数の22年で、減価償却が切れてしまいます。耐用年数が過ぎると物件価格は下がることも多く、なかには、そのタイミングで物件を売却しようと考える人もいます。つまり、買い手にとっては、非常にお買い得なタイミングで購入することが可能なのです。中古の木造アパートは修繕やリノベーションさえすれば、非常に効率よく投資することができると筆者は考えています。

 

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本記事は『アパート経営オンライン』内記事を一部抜粋、再編集したものです。

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